【RIZIN】「美しいMMAを見せたい」──ホベルト・サトシ・ソウザが、平本蓮vs.朝倉未来の喧嘩の煽りに異を唱える
『RIZIN.48』(9月29日・さいたまスーパーアリーナ)メインイベントで、ルイス・グスタボ(ブラジル/EVOLUCAO THAI)を相手に、ライト級王座の3度目の防衛戦に臨むホベルト・サトシ・ソウザ(ブラジル/ボンサイ柔術)が「美しいMMAを見せたい」と語った。 【写真】流れるように三角絞めを極めるサトシ 18日の公開練習では柔術衣を着て、佐藤ゆうじを相手に流れるような動きを見せたサトシ。 3月の中村K太郎戦では、右ハイキックでダウンを奪っていることもあり、「私が一番自信があるのは柔術だけど、打撃も一生懸命練習しているので、KOのチャンスもあると思う」と、スタンドでも勝機があることを語った。 グスタボは、14勝中7試合でKO・TKO勝ちしているストライカー。嵐のような打撃で対戦相手をマットに沈めているが、その喧嘩スタイルについて、サトシは「スタイルが似ているからクレベルが手伝ってくれている(笑)。グスタボが強い、危ないのは分かっているけど気にしない」とした。 グスタボで警戒すべきはハングリー精神だという。 『RIZIN CONFESSIONS #160』でサトシは、「日本に来たときは私もグスタボと同じような気持ちだった。(ブラジルでは)もっと柔術選手になりたかったけど、ブラジルでその仕事を続けるのはちょっと難しい。(日本なら)私の夢を続けることができる。だから(同じように日本で成功しようとする)グスタボの気持ちが分かる。気持ちがある選手が一番危険、危ない選手」だと自身の経験を踏まえて語る。 その上で、「彼にもいろいろ夢があるだろうけど、私もいろいろ夢があるから。だから私の気持ちもまだ下がらない。いろいろな夢があるから、まだまだハングリー。ベルトを守ってRIZINの名を上げて、その後、世界のトップ選手といい試合をして勝ちたい」と、防衛を重ねて、世界の強豪と戦う夢があるとした。 タイトルマッチとしては、2022年4月にジョニー・ケースを1R 腕ひしぎ三角固めに極めて以来、2年5カ月ぶりの防衛戦となる。 「どんな試合も緊張感はあるけど、タイトル戦はもっと緊張する。負けたらベルトが無くなるから。もちろんベルトは100%、絶対に守りたい。RIZINのベルトは日本にそのままで。絶対に守ります」と、日本に王座を死守する、強い決意を見せる。 「美しいMMAをみんなに見せたい」という。 CONFESSIONSでサトシは、『超RIZIN.3』でSNSを駆使したトラッシュトークの末に、メインで注目を集めた朝倉未来vs.平本蓮について、「平本と朝倉の勝負する時の雰囲気とか、みんなそれ(喧嘩が)ちょっと見たい。でも私の気持ちはちょっと違う」と異を唱える。 「いま私の子供がいて、その美しい仕事をお父さんがやってるのだから、喧嘩とか悪口はあまり好きじゃない。だから私はあまりやってない。それを最初から最後まで続けたいですね」と、父として子供達に規範を示し、柔術を軸としたMixed Martial Artsで、アートを見せたいとした。