「母子手帳」っていつ始まったの? 自治体によって内容に違いも
海外からも注目、導入国も
日本で母子手帳が取り入れられてから70年以上が経過しました。
医療環境が整ったことも大きく影響しており、単純に母子手帳の成果とは言えませんが、現在の日本の妊産婦や乳幼児の死亡率は世界でも最も低い水準にあります。そのため、母子手帳も途上国を中心に海外から注目されています。国際協力機構(JICA)によると日本式の母子手帳を国の制度として導入した国が15か国に上ります。 JICAがその促進に努めており、インドネシア、フィリピン、ペルー、ガーナなど30か国以上に母子手帳のシステムを紹介してきました。