「目黒くんは、嫌われることを恐れていない」今夜最終回『海のはじまり』村瀬P独占インタビュー
スタッフをメロメロにした“海ちゃん”の存在
――現場では海を演じた泉谷星奈さんがムードメーカーだったそうですね。印象的な交流はありますか? 村瀬:海ちゃんを見ているだけでみんな顔がほころんじゃうんです。大変な中でも、彼女を見ていると「海ちゃんが頑張ってセリフを覚えているのなら、自分たちも頑張ろう!」って思える。天使のような、癒やしの存在でした。それはキャストにとっても、スタッフにとっても。 彼女がクランクアップした時は、スタッフがわんわん泣いていましたよ。みんな彼女の頑張りが糧になっていたんでしょうね。 ――目黒さんとはどんな交流をしていましたか? 村瀬:クランクアップ間際「あと6カットで夏くんと別れちゃう」と言って、終わるたびに「夏くん」と抱きついているのが印象的でしたね。もう本当に親子のようでした。それはもちろん、目黒さんだけじゃなくて、池松さんも大竹さんも有村さんも。彼女とのシーンが長かった人はみんなそんな気持ちになっていましたね。
長い時間をかけた意味を見届けてほしい
――いよいよ今夜、最終回なわけですが、視聴者の方にメッセージをお願いします。 村瀬:このドラマの登場人物、特に夏、弥生、津野、朱音、水季……その一人一人の行動に対して皆さんはいろんな想いを感じてきたと思います。常に是非はあったものの、人間っていろんな面を持っていて、ただいい人というのもいなければ、ただ悪い人というのもいるわけじゃないと思っています。 そういう完璧じゃない登場人物たちを丁寧に、いいところも悪いところも全部描いてきたゴールが、そうやって生きてきたそれぞれがどういう未来へ向かうのか見てほしいです。 もちろん人生って終わりはないから、最終回がゴールというわけではないとは思うのですが、少なくともこの12話+1話(特別編「恋のおしまい」)で13週かけて丁寧に描いてきた、このドラマがどういうラストシーンに向かうかを見届けてほしいです。嫌な部分も見てきてよかった、と思って頂けると信じています。 ========== いよいよ今夜最終回。夏と海、そしてそれを支える人たちが辿り着く場所は……。今回のドラマのキャッチコピー「選べなかった“つながり”は、まだ途切れていない」、この言葉の意味を確かめたい。 【於ありさ】 テレビ・ラジオ・映画・アイドル・お笑い・恋愛番組・ガールズムービー…とにかくエンタメ好き!サウナと旅で体を癒しながら、マイメロディに囲まれた自宅でエンタメ漬けの毎日を送っている。
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