カープ期待の3年目田村、巻き返しへ打ち込み「1日でも早く1軍へ」
広島東洋カープの田村俊介が、巻き返しのきっかけをつかもうとしている。日本代表に名を連ねた20歳は、ウエスタン・リーグで10試合に出場し打率1割7分5厘。「練習からいいものを出して、結果を出さないといけない」と前を向く。 5月14日のウエスタン中日戦で、九回2死、右翼線突破の二塁打を放つ田村 31日は同リーグのオリックス戦(由宇)が雨天中止になり、廿日市市の大野屋内総合練習場で打ち込んだ。打席では早めにタイミングを取ることを意識。新井良太2軍打撃コーチからは「150キロの球を147キロくらいに見えるように、始動を早くしよう」などと助言を受けているという。 3年目の今季は、2年連続で開幕1軍入り。22試合に出場し、打率1割8分2厘。8日に出場選手登録を抹消されていた。若手の有望株は「いい状態をつくりたい。1日でも早く上がって、いい結果を出したい」と1軍昇格を目指し、燃えている。
中国新聞社