「冷蔵庫に物を詰めすぎると電気代がかかる」らしいですが、実際年間でどれくらい違うのでしょうか?
外の気候にかかわらず食品などを冷やし、傷まないよう低温で貯蔵できる冷蔵庫。そのような便利な冷蔵庫があるため、ついついたくさん買い物し、いつも冷蔵庫はパンパンに詰まっているという方も多いのではないでしょうか。 そこで気になるのが「冷蔵庫にものを詰めすぎると電気代がかかる」といううわさ。 そこで本記事では、冷蔵庫のものの量と電気代の関係を紹介したうえで、冷蔵庫の電気代を削減する方法を解説します。
冷蔵庫のものを減らすと電気代が削減できる?
冷蔵庫にものを詰め込みすぎないようにすることで、電気代が削減できるといわれています。 なぜなら、ものを少なくすることで冷蔵庫内の冷気の循環が良くなるため、効率的に庫内を冷やせるためです。 経済産業省 資源エネルギー庁 「家庭向け省エネ関連情報 無理のない省エネ節約」によると、冷蔵庫にものを詰め込んだ場合と半分にした場合では、半分に減らした場合に年間約1360円の節約になるとのことです。 冷蔵庫内の物の量はライフスタイルにも左右されるため少ないことが一概にいいとはいえませんが、電気代が気になる場合は削減するのが有効といえるでしょう。
冷蔵庫の電気代の削減方法
冷蔵庫の電気代は、ものを減らす以外にも節約方法があります。ここでは、上記同サイトの内容を基に、冷蔵庫の電気代の削減方法を二つご紹介します。 ■設定温度を適切にする 冷蔵庫の電気代を節約するなら、設定温度を適切に調節しましょう。 仮に、設定温度を「強」から「中」にした場合、年間で消費電力が61.72キロワットアワー削減できるようです。これは、電気代に換算すると約1910円に相当します。 なお、冷蔵庫の設定温度は、普段は「中」での利用が推奨されています。設定温度「中」の状態で冷えにくいと感じた場合は「強」に、冷えすぎと感じた場合は「弱」に調節しましょう。 ■冷蔵庫の設置場所を見直す 冷蔵庫の電気代を節約するなら、設置場所の見直しは必ず行うことをおすすめします。 冷蔵庫を設置する際は、周囲に十分なスペースを確保する必要があるようです。冷蔵庫が壁や天井にピッタリくっついてしまっていると放熱がうまくできず、冷蔵庫に余計な負担がかかり消費電力が増えてしまう恐れがあるのです。 なお、上と両側が壁に接している場合と片側のみが壁に接している場合で電気代を比較すると、片側のみが壁に接している場合のほうが約1400円安いようです。 冷蔵庫の周囲に必要なスペースは取扱説明書などに記載されているため、確認したうえで必要に応じて移動を検討しましょう。
冷蔵庫を適切に使用し、電気代の節約につなげましょう
冷蔵庫内にものを詰め込みすぎると、冷気が循環しにくくなってしまうため、必要以上に電気代がかかってしまう場合があります。 そのため、電気代の節約を考えるのであれば、冷蔵庫の中のものは少なめにし、冷気が効率良く循環するようにしましょう。また、設定温度や設置場所なども併せて見直し、電気代の節約につなげましょう。 出典 経済産業省 資源エネルギー庁 家庭向け省エネ関連情報 無理のない省エネ節約 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部