“嘘を書く・作る・上演する”ことの健全さを、ブルーエゴナク「たしかめようのない」スタート
ブルーエゴナク「たしかめようのない」が、昨日11月15日に京都・THEATRE E9 KYOTOで開幕した。 【舞台写真】ブルーエゴナク「たしかめようのない」より。 これは、ブルーエゴナク主宰の穴迫信一がTHEATRE E9 KYOTOのアソシエイトアーティストとして手がける最終年度公演。ブルーエゴナクはTHEATRE E9 KYOTOでの3年間の創作テーマを「ここは彼方(Here Is Beyond)」とし、“死”や“夢”をモチーフにフィクションにまつわる作品を上演してきた。今回は“現実”をモチーフとした作品を立ち上げる。 開幕に際し、作・演出を手がける穴迫は「初日が明けました。あごうさとしさんとのアフタートークの中で私は今の私自身の気分を『嘘を書く、嘘を作る、嘘を上演することに健全さを感じている』と言語化しました。SNSなどで虚実が確かめられる前に誰かの事実になってしまうような時代において、私たちのやっていることは嘘ですといえる清々しさが今後の自身の創作にとって重要な気がしています。あ、嘘といっても面白い嘘です! 面白いので観てください」とコメントした。 上演時間は約1時間15分。京都公演は明日11月17日まで。その後、本作は26日から28日まで神奈川・神奈川県立青少年センター スタジオHIKARIで上演される。 ■ ブルーエゴナク「たしかめようのない」 2024年11月15日(金)~2024年11月17日(日) 京都府 THEATRE E9 KYOTO 2024年11月26日(火)~2024年11月28日(木) 神奈川県 神奈川県立青少年センター スタジオHIKARI □ スタッフ 作・演出:穴迫信一 □ 出演 野村明里 / 加茂慶太郎 / 増田知就 / 重実紗果