「海のはじまり」涙止まらない最終回!人は一人では生きていけない
水季の言葉はそこで終わらず、手紙の裏面には「追伸」の文言が。それは、初回の冒頭で海が水季に尋ねた“海はどこから始まり、どこで終わるのか”に対するアンサーだった。「始まりは曖昧で、終わりはきっとない。今までいなかった夏くんは、いつからかパパになって、今そばにいない私は、いなくなっても海のママです。父親らしいことなんてできなくていいよ。ただ一緒にいて。いつかいなくなっても、一緒にいたことが幸せだったと思えるように」との言葉に、SNSでは「1話につながってて泣く」「海のはじまりってそゆこと…」「タイトル回収」「第1話とリンクしてる」としんみりする声が続々。初回で海辺を歩く水季と海に呼応するかのようなラストシーンも注目を浴びた。
夏と海を見守りつつ自分のペースで前進していく弥生(有村架純)。恋敵だった夏に複雑な感情を残しつつも助けを求められればぶっきらぼうながら応じる津野(池松壮亮)。問題を抱えているときにはさりげなく支えてくれる母・ゆき子(西田尚美)や父・和哉(林泰文)、弟の大和(木戸大聖)。そして、今ならわかってもらえるはずと夏に“娘の遺影を選ばなければならなかった辛さ”を告白した水季の母・朱音(大竹しのぶ)。多くの人に頼りながら力強く生きようとする夏と海の姿に「爆泣き」「温かくて切ない物語でした」「ほっこり温かい気持ちになれた」「みんなの幸せを願える終わり方でよかった」「みんな幸せになってね」とさまざまな感想と共に、ロスも寄せられている。(石川友里恵)