【中日】ドラ1金丸夢斗「ご縁感じる」母校レジェンド超え誓う 新人研修で「超えます」きっぱり
中日ドラフト1位金丸夢斗投手(21=関大)が母校の大先輩・村山実さん超えを誓った。新人らは10日、東京都内のホテルでNPB新人研修会に参加。午前中に東京ドーム内にある野球殿堂博物館を観覧した。金丸は関大出身で93年に野球殿堂入りした村山実さんのレリーフとも対面。「関西大学ってのもあって、ご縁を感じる。大先輩に負けないようにしっかりプロの世界で活躍したい」。村山さんは59年に関大から阪神に入団し、18勝を挙げ沢村賞を受賞。ミスタータイガースとも呼ばれ、2度のリーグ優勝に貢献。通算222勝を記録し、歴代最多タイの沢村賞を3度受賞。阪神監督を2度務め、98年に死去した。 【写真】村山実さんのレリーフと対面したドラ1金丸夢斗 2リーグ制後、防御率0点台をマークしたのは、70年の村山さん(0・98)だけ。「狙えるところは全て狙いたい」ときっぱり。大先輩の印象は殿堂でさらに深く刻まれた。「(村山さんを)超えます」。母校のレジェンドを追い越すことを目指していく。 ○…金丸は大卒で通算2000安打も達成した元阪神、ロッテの鳥谷氏の講演に感銘を受けた。鳥谷氏からは成績、数字に注目されるプロ選手としての厳しさを伝えられたという。同じ大卒ドラフト1位の金丸は「一番苦しいことが数字と聞いて、(プロは)いいことばかりではないと思うので、結果が出ない中でも目標をぶらさずに、ということが一番印象に残っています」と振り返った。