韓国国会 大統領らの迅速逮捕求める決議採択=与党議員3人も賛成
【ソウル聯合ニュース】韓国国会(定数300)は10日午後、本会議を開き、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が3日に宣言した「非常戒厳」を巡り、尹大統領ら8人の迅速な逮捕を求める決議案を賛成多数で採択した。 本会議に出席した議員288人のうち、190人が賛成し、95人が反対した。3人は棄権した。与党「国民の党」の議員では3人が賛成票を投じた。棄権した3人もすべて同党の議員だった。 決議案は尹大統領のほか、金龍顕(キム・ヨンヒョン)前国防部長官や李祥敏(イ・サンミン)前行政安全部長官らの逮捕を強く求めた。戒厳司令官を務めた朴安洙(パク・アンス)陸軍参謀総長や呂寅兄(ヨ・インヒョン)国軍防諜司令官、李鎮雨(イ・ジヌ)首都防衛司令官、郭種根(クァク・ジョングン)陸軍特殊戦司令官、趙志浩(チョ・ジホ)警察庁長も逮捕要求の対象者に含まれた。 国会行政安全委員会で採択された際には尹大統領を除いた7人が対象となっていたが、最大野党「共に民主党」が尹大統領を追加した修正案を本会議に提出した。 共に民主党の朴省俊(パク・ソンジュン)院内首席副代表は決議案に尹大統領を加えたことについて、「内乱犯罪の主犯にあたり、迅速逮捕の対象に含む必要がある」と説明した。
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