舞台「応天の門」の製作発表会見で撮影に応じる（左から）演出の青木豪さん、高橋克典、佐藤流司、花總まり＝１７日、東京

　灰原薬さんの人気漫画を舞台化した「応天の門」の製作発表会見が１７日、東京都内で行われ、キャストの佐藤流司、高橋克典、花總まりが出席した。 　同作は、菅原道真（佐藤）と在原業平（高橋）が京の都で起きる怪奇事件を解決していく内容。花總は、都の遊技場を仕切る渡来人・昭姫に扮（ふん）する。 　会見で佐藤は、自身と役柄の共通点を聞かれ、「先ほど克典さんに『原作通りの顔をしているな』とお墨付きを頂きました」。その上で、「個人的には芝居さえついてくれば、何の問題もないと思っています」と自信を見せた。 　また、「ビジュアルが既にある役を演じる時に意識することは？」と質問されると、“２．５次元”の舞台作品に多数出演している佐藤は「それに関しては得意分野です」とコメント。「原作を愛している方が見て、せりふや表情が（オリジナルと）リンクするようにしている」と思いを続けた。 　一方、漫画原作のドラマシリーズ「サラリーマン金太郎」「特命係長　只野仁」で主演した高橋は、「僕は２．５次元の走りです」と笑顔。「（原作の）雰囲気を醸し出し、ファンの気持ちを裏切らないようにと思って、やってきている」と話していた。 　「応天の門」は東京・明治座で１２月４日から２２日まで。