上川陽子外務大臣（左、共同通信社提供）と日本台湾交流協会台北事務所の片山和之代表

（台北中央社）13日に投開票された総統選で、与党・民進党の頼清徳（らいせいとく）副総統が勝利したのを受け、上川陽子外務大臣と日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会台北事務所の片山和之代表（大使に相当）がぞれぞれ祝意を表した。 上川氏は台湾について「基本的価値を共有し、緊密な経済関係と人的往来を有する極めて重要なパートナーであり、大切な友人」だと強調。政府として「台湾との関係を非政府間の実務関係として維持していくとの立場を踏まえ、日台間の協力と交流の更なる深化を図っていく」と意欲を示した。台湾を巡る問題については、対話により平和的に解決されることや地域の平和と安定に寄与することを期待するとした。 片山氏は同協会のフェイスブックを通じ「数十万人規模の選挙集会の熱気や各候補の選挙広告のクリエイティビティに圧倒された」とした上で「台湾の民主主義がこんなにも盛大に花開いていることに対して強い感銘を受けた」、「やはり民主主義はすばらしい」とコメントし、今後については日本と台湾の友好関係の発展とアジア太平洋地域の平和と安定のため、台湾の現政権や次期政権、与野党問わぬ台湾側関係者らと共に努力する考えを示した。 （編集：齊藤啓介）