袴田巌さん再審無罪、静岡県警本部長が被害者遺族に謝罪「真相を解明できなかった」…時効すでに成立
1966年の静岡県一家4人殺害事件で袴田巌さん(88)の再審無罪が確定したことを受け、県警は17日、津田隆好本部長が事件の被害者遺族に謝罪したと明らかにした。津田本部長は、袴田さん本人に対しても謝罪する意向を示している。 【図解】一目でわかる…袴田巌さんを巡る再審判決のポイント
県警刑事企画課によると、県警本部で11日夜、津田本部長が被害者夫妻の孫の男性に、「長きにわたりご心労をおかけしていること、事件の真相を解明することができなかったことについて申し訳ない」と謝罪した。同課によると、事件はすでに時効が成立している。
遺族からは、インターネットでの誹謗(ひぼう)中傷が悪化しないか相談があったという。