ソフトバンク松本裕樹「これからも続けていくだけ」8回2死満塁しのぎ6戦連続ホールド 防御率0.00の右腕は藤井皓哉を欠く救援陣の大黒柱
◆楽天3×―2ソフトバンク(7日、楽天モバイル) ソフトバンクの松本裕樹投手(27)が、自己最長となる6試合連続ホールドを記録した。8回2死満塁をしのぎ、開幕から6試合連続無失点。防御率0.00の右腕の存在感は大きくなるばかりだ。 ■「えーっ!ラブラブですやん」柳田が夫人と2ショット【写真】 4番手で登板した8回。山川と牧原大に失策が重なって2死満塁となった。「それまで普通に投げてスピードが出なかったので、そういう日だと思って、そこまではそれなりに投げていた」。ここまでの直球は全て140キロ台後半。決して万全の状態ではなかった。 茂木を打席に迎え、一気にギアを上げた。初球は151キロの快速球でバットに空を切らせた。2球目の152キロはボールとなったが、3球目も152キロを投げ込んで左飛に仕留めた。 「最後にマウンドに集まった時に『思い切っていこう』という話で。その通り全力で腕を振っていこうという感じでした」 今季は6試合に登板して6ホールド。試合前にはともに勝ちパターンを担ってきた藤井が出場選手登録を外れた。役割がさらに大きくなった右腕は「自分ができることは限られている。今までもこれからも続けていくだけですね」と表情を変えずに言い切った。(鬼塚淳乃介)
西日本新聞社