タランティーノ監督、『デューン 砂の惑星』「SHOGUN 将軍」は観ない その理由は?
クエンティン・タランティーノ監督がポッドキャスト番組「The Bret Easton Ellis Podcast」に出演し、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の『デューン 砂の惑星PART2』や真田広之が主演・製作を務めたドラマ「SHOGUN 将軍」は観る気がないといい、その理由を説明した。 【画像】美しすぎる…『デューン 砂の惑星』主演のティモシー・シャラメ 『デューン 砂の惑星PART2』はスティーヴン・スピルバーグ監督も「これまで観た中で最も素晴らしいSF映画の一つ」と絶賛し、これから始まる映画賞レースでも存在感を示すことは間違いないとみられている。『デューン 砂の惑星PART2』は今年一番の映画か? と聞かれたタランティーノ監督は、同作を観ておらず、今後観る気もないと率直に明かす。それは「デューン」は以前にデヴィッド・リンチが監督したバージョンがあるからなのだとか。
「僕はそれを何度か観ている。あの物語をもう一度観る必要はない。スパイスワームを観る必要はないし、“スパイス”という単語をあんなに劇的に言う映画を観る必要はない」ときっぱり。「このリメイク、あのリメイクと次々と出て来る。『「デューン」を観た? 「リプリー」(Netflixのドラマ)を観た? 「SHOGUN 将軍」を観た?』と聞かれるが、僕の答えは全部ノー。『リプリー』なんて6、7バージョンくらいある。すでに何度もやっているのを、なぜまたやるんだ? 僕はあの物語を以前に2度観ていて、どちらのバージョンもあまり好きじゃなかった。だから3度目を観たいと思わない。別の物語をやるなら、それだけで興味を引かれるけどね」とリメイクへの嫌悪感を明かす。
「僕は1980年代に『将軍 SHOGUN』を観ている。13時間全部観た。それで充分。あの物語をもう一度観る必要はない。彼らがどうやったかにも興味がない。彼らが僕をタイムマシンに乗せて戦国時代へ連れて行こうが、興味がない。興味がないんだ。僕はその物語をもう観たのだから」と続けている。