愛媛大が3施設の命名権パートナー募集 研究環境向上に活用へ
愛媛大施設に企業や商品の名前を付けませんか―。愛媛大は、松山市文京町の城北キャンパス3施設のネーミングライツ(命名権)パートナーを募集している。初の取り組みで命名権料は大学の教育研究環境の向上のために使用する。 取り組みの背景として、産学連携の機会拡大を図る一方、大学の財政が年々厳しくなる中で新たな財源を確保する狙いがある。授業やイベントで多くの学生が利用するグリーンホール(収容人数300人)は協定期間3~5年、命名権料は年間500万円以上。屋内外の壁面に看板などを設置できるほか、プレートを変えられる。 交流施設「E.U.Regional Commons(イー・ユー・リージョナルコモンズ)」の1階地域交流スクエア(50人)と、3階地域サステナビリティスペース(同)でも募集中。1階は学外の人も自由に利用でき、3階は学内外のミーティングなどで使う。協定期間は3年以上で、希望命名権料はそれぞれ年間120万円。屋内の壁面や柱への看板や入り口プレート変更のほか、1階のモニターに動画を流すこともできる。
愛媛新聞社