“失敗しない男”萱和磨、体操人生初の1年間ノーミス「置きに行きたくない」「ロス五輪連覇が目標」
今年一番失敗しそうだった場面に、5月に行われた代表選考会・NHK杯1日目の鉄棒を挙げた。「(E難度の)コールマン(後方かかえ込み2回宙返り1回ひねり)が近づきすぎて危なかった」という。その出来事も踏まえて、2日目にはコールマンを抜く考えもあったというが「今までやってきたことを信じて、もう一度コールマンの技術を整理して、ずっとAパターンで行っていたのをBパターンで行って2日目やったら、完璧なコールマンができて代表に入ることができた」と失敗の可能性を乗り越えたことが、パリ五輪に向けての大きな自信になったと言う。 4年後のロサンゼルス五輪、31歳で3度目となる大舞台を目指す萱。今持っている最大の武器について「次のルールになる時に失敗をしないということは非常に効いてくる。ルール上失敗をしないことがより求められている。自分の強みを活かして戦いたい。夢を叶えたからと言って置きに行きたくない。ロス五輪で連覇をすることが次の目標」と、次なる夢に向けた思いを力強く語った。
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