1/3写真提供◎photoAC(婦人公論.jp)台東区の4歳児中毒死事件に思う。家庭内でスケープゴートにされる子ども。虐待死を防ぐために必要な支援と、きょうだいのケアを願う【関連記事】親からの性虐待を受けた過去を持つ妊娠。「母になれば強くなる」は嘘。私への母の圧力は、弱さの証だった虐待は連鎖する――母を思えば、自分の子どもを愛せるか自信がなかった。妊娠後、元夫との関係に亀裂が生まれた父の性虐待、母の暴力…兄も姉も両親に愛された。どうして、私なんだろう…家を逃れた先は閉鎖病棟だった性虐待を受けて家を飛び出した後、転機となった元夫との出会い。「普通のふり」を重ねるうちに書き換えられた記憶と、体に染み付いたトラウマの傷父親の行為が「グルーミング」による支配だと大人になって知った。「お前のため」と囁くトゲは心に深く突き刺さり、やがて膿む