【読書チェアにしたい名作椅子】座り心地よく疲れにくい椅子で読書の秋を楽しみたい!
美しい造形美に、快適な座り心地......。たった一脚でも、住まいを洗練の空間へと昇華させてくれる「名作」と呼ばれる美しき椅子。今回は、読書チェアにもぴったりなラウンジチェアを、名作より厳選紹介 【写真】読書チェアにしたい名作椅子5選
ジョージ・ネルソンの「ネルソンココナッツラウンジチェア」
1956年にジョージ・ネルソンがデザインしたミッドセンチュリーの名作「ココナッツチェア」。その名の通り、ココナッツを8等分したうちのひとかけらのようなアイコニックなシルエットで、ポップアートのような存在感を放つ。 大きくカーブした三角形のクッションシートの背もたれ部分は、両サイドより少し長めに設計されており、腰掛けるとすっぽりと体を包み込んでくれる。あぐらをかいたり、体をサイドに傾けたり、と自由な姿勢も取りやすく、自分なりの座り方でリラックスタイムを過ごすことができる。張り地はカラーが選べる無地かチェック柄、スチール脚はクロムメッキまたは粉体塗装された鋼製ベースからセレクトできる。
「ネルソンココナッツラウンジチェア」¥629,200~/ハーマンミラー ハーマンミラーストア 丸の内 TEL. 03-3201-1820
丹下健三の「イージーチェア」
言わずと知れた、日本のモダニズム建築を代表する建築家、丹下健三。国立代々木競技場や東京都庁舎をはじめ、数々の建築作品を手掛けてきたが、家具デザインにおいても、日本における成形合板の真価を知らしめるなど、多大な功績を残してきた。そんな丹下デザインを楽しめる名作のひとつが、アイコニックなアームのシルエットから“ダッコちゃんイス”の愛称でも知られる、こちらの「イージーチェア」。 1957年に丹下氏が設計した空間の為にデザインされた椅子が原型となっており、一枚の成形合板で作られた、立体的でボリューム感のあるフォルムが特徴。やや硬めで厚みのあるクッションシートが、体をしっかりと支えてくれるため、長時間座っていても疲れにくく、ゆったりとくつろぐことができる。背もたれとシートの張り地は、豊富なカラーからセレクト可能。“世界のタンゲ”が手がけた、ジャパニーズモダンの洗練さとともに、日本の広葉樹の代表格ともいえるケヤキ材の格調高い美しさも愛でたい。
「 イージーチェア」¥539,000~/天童木工 天童木工 TEL. 0120-01-3121 BY EMI ARITA