火山との共生のため観光資源や砂防施設を有効活用する“島原宣言”採択 火山砂防フォーラム【長崎・島原】
火山がある地域の防災について考える「火山砂防フォーラム」が、このほど島原市で開かれました。 「火山砂防フォーラム」は、雲仙普賢岳の噴火災害をきっかけに始まり、島原市での開催は3回目です。 火山がある全国の自治体の担当者や地域の住民など約550人が参加し、火山調査委員会の清水洋委員長は「当時と比べ、AIやドローンの活用などで火山観測は格段に進んでいる」と、今後の研究に期待を寄せました。 噴火災害の立ち入り禁止区域内での作業で培われた「無人化施工技術」はその後、各地の被災地で使われ進化し続けています。 島原市 古川隆三郎 市長 「島原は発祥の地だから、ここで(無人化施工の)資格を取る、訓練をする、開発をするそういった拠点にしてほしい」 フォーラムでは「火山との共生を続けていくため観光資源や砂防施設を有効活用し、魅力に満ちた安全な地域づくりを目指す」との“島原宣言”を採択しました。
テレビ長崎