衆院選鹿児島2区の公認候補推薦を持ち越し 自民県連、森山裕会長と野村哲郎選対委員長に判断一任 1・3・4区は支部長を推薦
自民党鹿児島県連は6日、次期衆院選で鹿児島1、3、4区の支部長3人を公認候補として党本部に推薦すると決めた。2区支部長を務める保岡宏武氏(51)=比例九州=の推薦については意見がまとまらず、森山裕県連会長と野村哲郎選対委員長に判断を一任することになった。野村氏は現支部長が適任との見方を示した。締め切りの7日正午までに決定する。 【写真】衆院選公認候補の推薦について会見する自民党鹿児島県連の野村哲郎選対委員長(右)と吉留厚宏県連幹事長=6日、鹿児島市真砂町
県連で会議があり、吉留厚宏県連幹事長が、2区現職で無所属の三反園訓氏(66)から自民入りと公認申請を希望する連絡が4日あり、同日夕方に書類の一部を受け取ったと報告した。 野村氏は会議後、2区を地盤とする県議から保岡氏を推す声がある一方、推薦に反対する意見もあり「なかなか決着がつかなかった」と説明。個人の見解として三反園氏に党籍がないことに触れ、「党員でないことは最大の欠陥。保岡氏は比例ながら現職であることは間違いない」と述べた。 公認推薦候補は次の通り(敬称略)。 1区 宮路拓馬▽3区 小里泰弘▽4区 森山裕
南日本新聞 | 鹿児島
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