【公演レポート】真琴つばさ、“華年”バースデーライブで決意「感謝を返し、歌に向き合っていく」
11月24日と昨日25日に東京・COTTON CLUBにて真琴つばさのバースデーライブ「MAKOTO TSUBASA Thank You Concert 60th Birthday Party」が開催された。 【画像】真琴つばさ(他9件) 真琴は今年、芸能生活39周年の“サンキュー”年として、自身の軌跡を楽曲で振り返る「MAKOTO TSUBASA Thank You Concert STREAM of TIME ~時の流れ~」を3度にわたって実施。今回は、60歳のバースデーに合わせたライブとなり、観客はもちろん、友人や恩師、タカラヅカOGらに囲まれた温かな空間で歌声を披露した。 25日の夜公演では、小泉たかしを音楽監督に迎えたバンドサウンドに乗せて、10曲以上が歌われた。真琴は、オリジナル曲「Show Me」やミュージカル「愛と青春の宝塚」より「スキヤキソング」、「愛の讃歌」、「螺旋のオルフェ」より「イヴのテーマ」など、情景が浮かぶドラマティックな歌唱から、心に染み入るような声色まで、多彩なラインナップでエンターテイナーぶりを発揮。「なんて幸せな人間なんでしょう」と客席からのお祝いムードを喜びつつ、観客1人ひとりと目を合わせながら会場を練り歩き、歌声を届けた。さらに終盤では、2人の母親を持つ真琴のパーソナルなエピソードが明かされ、“ありがとう”の歌詞がある「いのちの歌」を聴かせる一幕も。続くアンコールでは、自ら選曲したものの「全然イケてない」と評価する“紀元前メドレー”で観客の笑顔を引き出し、真琴らしくバースデーライブを締めくくった。 同公演前に行われた囲み取材で真琴は、60歳の誕生日を迎えた心境を「ちょっとだけ大人の階段を登りました。今後は、限りある未来をどう過ごしていくかがテーマ」と語り、2019年のテレビドラマ「やすらぎの郷」を引き合いに、「“やすらがない郷”を作りたいんです。卒業生を集めて、夜な夜なステージに立ったり、近くにホールを作って月1回、ファンの皆さんと交流できる場所を作ったり」と妄想を語ったほか、落語と劇が融合したパフォーマンスなど、「ライフワークとなるものに挑戦していきたい」と話す。 “華年”(還暦)を迎え、若さの秘訣を問われると、「不摂生です。『皆さんにどうやって楽しんでいただくか』ということを寝る直前まで考えていると、脳がカロリーを使ってしまって、痩せます」と告白。また、八千草薫を“素敵に年齢を重ねる人”の例に挙げつつ、「自分にはかわいい要素がなかったので、ハンサムおばあちゃんを目指そうと思います」とコメントした。最後に「これからは、今までの感謝の気持ちを皆様にお返ししていく年代。気を引き締めて、歌に向き合いたいと思っています」と語った。 来年、芸能生活40周年を迎える真琴は、2月22日に大阪・Brooklyn Parlor OSAKAにて「MAKOTO TSUBASA Thank You Concert STREAM of TIME ~時の流れ~ in OSAKA」、6月8日に東京・ヤマハホールで「芸能生活40th Anniversary Concert」の開催が決定している。詳細は続報を待とう。 ■ MAKOTO TSUBASA Thank You Concert 60th Birthday Party 2024年11月24日(日)・25日(月) ※公演終了 東京都 COTTON CLUB □ スタッフ 音楽監督:小泉たかし □ 出演 真琴つばさ(Vo) / 小泉たかし(Piano)スペシャルバンド ■ 「MAKOTO TSUBASA Thank You Concert STREAM of TIME ~時の流れ~ in OSAKA」 2025年2月22日(土) 大阪府 Brooklyn Parlor OSAKA 出演:真琴つばさ、小泉たかし(Piano)、杉田駿(Violin) ■ 「芸能生活40th Anniversary Concert」 2025年6月8日(日) 東京都 ヤマハホール 出演:真琴つばさ