「足の指で地面をつかめ!」が合わない人もいる!? タオルを使って10秒チェック!
スイングやアドレスをいろいろ試行錯誤しても、なかなか良くならない…と悩んでいる人は、自分に合っていない動きにトライしているのかも? 川崎志穂などを教える平尾貴幸氏は「人によって力の入る角度や負担の少ない姿勢は違います。100人いれば100通りの打ち方があるのです。パワーコネクティング(※1)ならあなたの力を引き出せるアドレスを見つけられますよ」という。今回は、靴の中で足の指をどうすればパワフルにスイングできるか紹介する。 あなたは足の指でタオルをつかめましたか? 診断方法と結果を画像で確認! ◇ 平尾:昔からゴルフ界では「足の指で地面をつかめ!」というレッスンがありましたし、ゴルフ漫画などでも有名なフレーズです。でも実は、人によって足の指を丸めた方が安定するタイプと、指を反らした方が安定するタイプがいるのです。 川崎:今回はどんな方法で見極めるんでしょう? 平尾:タオルや布を床に置いて、足の指でつかめるか試してみてください。 川崎:ん~~難しい!なかなかつかめないですね。 平尾:川崎プロのように、なかなかタオルをつかめない人は、指を反らした方が力が入ります。ちなみに私は簡単につかめますよ。つかめる人は、指を丸めて「地面をつかむ」方が力が入るんですよ。 川崎:これで本当に合っているのか疑問ですが…… 平尾:では、力の入り具合を2人でも確かめましょう。足の指を反らして基本姿勢(※2)を取り、もう1人に引っ張ってもらってください。 川崎:力がグッと入って、引っ張られてもその場で耐えられます! 平尾:次に、足の指を丸めてもう1人に引っ張ってもらってください。 川崎:やっぱり私はこっちだと力が入りませんね。 平尾:一見、地面をつかむように指を丸めた方が力が入りそうですが、川崎プロは指を反らしたときの方が力が入りました。人によってどちらが合うかは異なるのです。 ちなみに、個人の好みもあるのですが、つかむ派は横幅が締まったシューズ、反らす派は広めのシューズを好む傾向があります。 川崎:確かに! 私は細いシューズが苦手で、幅広モデルの方が好きで選んでいました! あなたはどちらのタイプでしたか? 自分に合ったアドレスをどんどん見つけましょうね! ■川崎志穂 かわさき・しほ/1996年生まれ、千葉県出身。2017年にプロ入り。身長170センチの長身から放たれる260ヤード越えのロングドライブが武器。ミツウロコグループ所属。 ■平尾貴幸 ひらお・たかゆき/1979年生まれ。日本大学ゴルフ部出身で25歳からレッスン活動をスタート。川崎志穂を17歳から指導し、新垣比菜などのコーチも務めた。PGAティーチングプロA級取得。 (※1) 野球、バスケットボール、格闘技などあらゆるスポーツで話題になっている新しい運動理論。力が入りやすく、体が動きやすい姿勢は一人一人違っていることを前提として、一人一人に合ったポジションを提唱する。 (※2) 両ヒジを90度くらいに曲げて体に付け、腰を少し落とすのがパワーコネクティングの基本姿勢。この姿勢で引っ張ってもらい、力が入るかどうかをチェックする。 ◇ ◇ ◇ ●手のヒラを擦る? 目を閉じてその場で足踏み? 川崎志穂がイップスを克服できた不思議な理論で、あなただけのアドレスを見つけよう! 関連記事「あなたのパワーを最大限に引きだす~~」では、アドレス診断を一挙公開中!