児童クラブの待機児童59人 共働きで利用希望者増 鹿児島市
鹿児島テレビ
鹿児島市で放課後の児童に生活の場を提供する児童クラブの待機児童が、59人に上ることがわかりました。 市では共働きの家庭などの需要に対応するため、今後、児童クラブの職員の処遇を改善するなどして、受け皿を確保していく方針です。 鹿児島市の下鶴隆央市長は5月30日の会見で、児童クラブの待機児童が59人と公表しました。 児童クラブは放課後の児童に月3500円と、おやつ代などで遊びや生活の場を提供するものです。 鹿児島市は小学校などに180カ所の児童クラブを設置していて、2024年度は7744人が利用しています。 鹿児島市では就学する児童の数は減っているものの、共働きの家庭が増えたことで、需要が高まっているとみています。 2024年度の待機児童は、1年生から3年生まではゼロですが、4年生以上の高学年で59人となっています。 これは利用が優先される低学年の希望者が増加しているためです。 鹿児島市では、児童クラブの職員の給与の引き上げや、業務負担の軽減を行って、人材の確保を目指すとともに、今後、吉野東と桜島地区に新たな施設を整備していく方針です。 鹿児島市・下鶴隆央市長 「今後、校区ごとの需要予測の精度を高めながら、新たな施設整備など受け皿確保を進めるとともに、職員の処遇改善や業務負担の軽減などによる人材確保を進めていくことで、待機児童の解消を図っていく」
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