室井滋館長ら朗読劇届け 高志の国文学館「井上ひさし展」
●200人、魅力に触れ 高志の国文学館(富山市)で開かれている企画展「生誕90年 井上ひさし展 むずかしいことをやさしく やさしいことをふかく ふかいことをおもしろく」(同館主催、富山新聞社共催)の関連イベント「リーディングシアター」は12日行われ、約200人が室井滋館長をはじめとした5人による朗読劇の魅力に触れた。 室井館長、俳優の内浦純一さんと瀬尾智美さん、アナウンサーの木下一哉さん、ピアニストの友井賢太郎さんが出演した。井上さんの名作「あくる朝の蝉」を朗読した。孤児院で暮らす兄弟が夏休みに祖母の家で過ごすストーリーで、室井さんが演じる主人公や、その弟の切ない心情を音楽とともに届けた。 企画展は11月24日まで。観覧料は一般500円、大学生250円、高校生以下は無料。