【びわこボート・GⅠびわこ大賞】2度目の地元周年制覇へ馬場貴也が渾身の高速ターンで勝負に出る
びわこボートの開設72周年記念「GⅠびわこ大賞」は17日、第12Rで優勝戦が行われる。 ◇ 次のターゲットは2つ目の地元周年タイトルだ。地元エースの馬場貴也（滋賀）は16日の準優11R、インからコンマ04のシビれるトップスタートを放ち先マイ。バックで2コースから差した守田俊介（滋賀）を振り切って、70周年（3着）以来、2大会ぶりの6強入りを果たした。 「整備などで少しずつ上積みができたし、ボートもよかったので助けられました。この足ならトップグループに入ると思います」 良機が出そろう中、優出歴がない50号機をしっかり上積みさせ、仕上がりには太鼓判を押す。 今年は地元正月戦で優勝と幸先よく滑り出し、6月には住之江68周年で通算7回目のGⅠ優勝。勢いは止まらず、直前のSGメモリアル（まるがめ）で連覇を達成し目下、賞金ランクトップに君臨。地元から4人がファイナルへ進んだが、その存在感はひと際目立っている。 「みんな同じだと思いますが、地元周年なので気合は入ります。優勝戦も上位を滋賀勢で固めたいけど、その中でも僕が勝ちたい」 優勝戦は2号艇。数多くの大舞台でドラマチックな勝利を演じてきたこの男に枠番は関係ない。高速ターンを駆使して自身初のGⅠ優勝だった68周年以来、2度目の地元周年Vを果たす。（西脇和哉）
