FAがプレミアリーグクラブの主要人物を調査へ…少女への強姦や性犯罪の疑い
イングランドサッカー協会(FA)は、性犯罪で警察の捜査を受けてきたプレミアリーグクラブの主要人物に関して調査をスタートさせたようだ。『The Athletic』が伝えた。 個人名こそ明かされていないが、プレミアリーグではよく知られた人物。イギリスのプライバシー法により、刑事訴追されない限りは匿名であることが認められており、身元は特定できないという。なお、本人は起訴はされておらず、いかなる不正行為も否定しているとのことだ。 『The Athleteic』によれば、少なくとも3人の女性が数年にわたって警察に性的犯罪の疑いでその男性を告発していたが、全ての訴訟が取り下げられれているという。 今年に入っても2つの事件について、検察庁は起訴するのに十分な証拠がないと判断したとのこと。ただ、FAは依然として懸念を抱いており、「この人物がサッカー関連団体内で危険にさらされている子供や大人に及ぼす可能性のある、または及ぼしているリスク」を判断するために独自の調査を開始したようだ。なお、FAがリスクがあると判断した場合、暫定的な出場停止命令が出される可能性があるようだ。 3人の女性のうちの1人は、1990年代に15歳の時にこの男性の自宅で強姦されたと主張し2021年末に警察に通報。彼女の訴えは16歳未満に対する性犯罪を捜査する専門部隊に送られたが、捜査をあまり進めることができなかったという。1956年性犯罪法では、申し立てられた犯罪が1956年から2004年の間に発生し、被害者とされる女性が13歳から15歳の少女である場合、1年以内に告訴しなければ捜査を進めることができないと規定されているとのことだ。 6月12日に弁護士に付き添われて警察署に出頭。過去の強姦容疑に関して取り調べを受けたが、逮捕はされなかったようだ。
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