【私的】最高スペックのNikon「Z 8」で春を撮る!
「Nikon」のカメラが今熱い! ということで、Nikon「Z 8」とNikon「Z f」をフォトグラファー兼ガジェット系YouTuber・中西 学が撮り下ろし写真と共にレビューいたします。今回はNikon「Z 8」編をお届け!
Nikonのフラッグシップ機が軽量化!
2023年5月の発売から約1年。各社から様々なカメラが登場してもなお、「コレを超えるカメラって存在しなくない!?」と感じるほどすべてが凝縮された“私史上最高スペック”のカメラがNikon「Z 8」。 Nikonのフラッグシップミラーレスカメラ「Z 9」から約30%も小型軽量化され、ボディの重さも1kg切り※を達成。デカい・重いのプロモデルが一気に持ち運べるサイズになったんです! もちろんその描写力も素晴らしいの一言。ここでは撮り下ろし写真を交えながらご紹介していきましょう! ※質量約910g(バッテリーおよびメモリーカードを含む、ボディーキャップ、アクセサリーシューカバーを除く)、約820g(本体のみ)。
有効画素数4571万画素は不足なし
まずはこちら。50mmの単焦点レンズ「NIKKOR Z 50mm f/1.2 S」で撮影しました。個人的にNikonの鮮やかな発色がお気に入りで、この写真も空のブルーがクリアに表現されています。近年では1億画素を超えるスペックのカメラがある中、本機の有効画素数は4571万画素。少し物足りないかと思いきや、このスペックは私にとってちょうどよく、データ容量の面でも扱いやすいというアドバンテージを持ちます。実際に撮影した写真も桜の枝々までしっかり解像し、表現力に不足はありません。 ちなみに、4コマ、8コマ、16コマ、32コマと撮像素子の位置をずらしながら記録する「ピクセルシフト撮影」を行えば、約1億8000万画素という“超”高解像度での撮影も可能。撮影したRAW画像は純正ソフト「NX Studio」によって合成することができます。
こちらも同じく桜を写したもの。手前のボケから枝の向こうの青空まで、色調は滑らかで破綻がなく、空気感もしっかり捉えています。緑とピンクと薄いブルーは色かぶりのないバランスの良い階調表現です。まさに春を撮るのにぴったりなカメラですね。