「脂肪肝」半年で数値が劇的改善…専門医に学ぶ!脂肪肝改善"食事メソッド"
肝臓の脂肪をゴシゴシ落とす!脂肪肝専門スマート外来
<スマート外来について> スマート外来とは、先生たちが設立した肥満・脂肪肝の専門外来。スマート外来では、まず日頃どんな食品をどれくらいの頻度で食べているかBDHQ(簡易型自記式食事歴法質問票)という食習慣についての質問票に記入。その後体組成検査と血液検査を行い、全ての患者情報が揃ったら医師の診察を行うのだとか。診察では、一番の問題点は何かを突き止め、患者さん1人1人の目標を決定するそうです。 <スマート外来の基本メソッド「タスキの法則」> 非アルコール性脂肪炎(NASH)の場合、改善する目安は体重の7%減量だそうです。7%を減らすためにスマート外来で基本としているメソッドが「タスキの法則」。タスキの法則とは、"短期間(タ)"で経過を"数値化(ス)"して"記録(キ)"する事。あるデータでは、1年間かけて6kg減らすより、3か月間で6kg減らして維持する方が血糖値を下げるホルモン「インスリン」の効きが良くなり、血糖値を一定に保つ「耐糖能」が改善。肝炎も良くなるという結果があるのだとか。また、体重を日々グラフに書き込んで記録し、何が良かったのか何が悪かったのかを1日に1回1分で良いので考えるよう指導しているそうです。 <スマート外来の指導ポイント> (1)飲み物は「水」「お茶」「ブラックコーヒー」にする 先生によると、一番肝臓に障害を与えるのは飲み物だそうです。脂肪肝改善のために避けるべきは、ジュースやスポーツドリンク、乳酸菌飲料などの甘い飲み物。例えば500mLのスポーツドリンクには砂糖換算で約30gの糖分が入っているのだとか(※商品によって異なります)。そのため、飲み物は水・お茶・ブラックコーヒーにしましょう。 (2)糖質は半分にする 米・パン・麺など糖質が多い食べ物は今食べている量の半分にしましょう。ただし、糖質は身体に必要な栄養素でもあるのでゼロにするのはNGだそうです。 (3)食物繊維は2倍にする 野菜・きのこ・海藻など食物繊維が豊富な食べ物は、これまでの2倍摂取しましょう。食物繊維は、脂肪肝の要因となる血糖値の上昇を抑える効果が期待できるそうです。 <脂肪肝の改善につながる2つの食材> 患者さんたちに成果をもたらした食事メニューの中から、先生が特におすすめする食材が「キャベツ」と「豆腐」。キャベツは、低カロリーで食物繊維も豊富。抗酸化作用のあるビタミンCが豊富に含まれているのだとか。一方、豆腐は植物性のたんぱく質が豊富で低脂肪。さらに、ホルモンバランスを整えるイソフラボンも含まれているそうです。 <脂肪肝の改善に!キャベツと豆腐を使った「キャベツナチャンプル」> ≪分量(2人前)≫ ・キャベツ1/4個・木綿豆腐1/2丁・ツナ缶1缶・卵2個・ニラ1/2束 ・しめじ1/2袋・サラダ油小さじ1・和風顆粒だし小さじ1・麺つゆ大さじ2 ・塩コショウ小さじ1/2 ≪作り方≫ ▼ニラを食べやすい大きさに切り ニラの芯をフライパンで炒める ▼細めにざく切りしたキャベツを入れる ▼残りのニラとしめじを入れる ▼塩コショウ・顆粒だしで味付けをする ▼豆腐をつぶしながら入れる ▼ツナと卵を入れ炒める ▼麺つゆを入れ 味を整えたら完成 <まずは飲み物を変える事から始めましょう> 先生によると、脂肪肝は病院に行かなくても自宅で食事だけで改善できる病気との事。まずは、今飲んでいる飲み物をお茶か水だけに変えて、1日1500~2000mL飲む事から始めてみると良いそうです。 (2024年7月21日(日)放送 CBCテレビ『健康カプセル!ゲンキの時間』より)
CBCテレビ