日本人はノーノー!! だったけど…[海外だけ]にウケた日本車5選
■国内販売は終わっても海外人気は継続
●トヨタ カムリ 初代はスポーティモデルのトヨタ セリカをベースにした4ドアセダンで、1980年に登場したのがセリカ・カムリ。 1982年発売の2代目からは単独名のカムリになり、初代のFRからFFモデルへと変更、以降はミドルクラスセダンとして独自のポジションを確立していった。 国内でも手堅い人気を保っていたカムリだが、やがて国内でのセダン人気に陰りが見え始め、販売成績を思うように伸ばすことができなくなった。 これに反して海外では好調であり、2000年登場の6代目は4年連続で全米ベストセラーモデルに輝いている。 海外での人気が衰えることはなかったが、日本国内での苦戦は続き、ついに2023年にカムリの日本国内販売終了が決定された。 対する海外では、2024年には前年に北米で発表された11代目モデルの販売がスタートし、中国でのリリースも始まっている。 上質でありながら比較的手の届きやすい価格帯のカムリは、今後も人気の4ドアセダンであり続けるだろう。 ●日産 シルフィ 2000年に日産がパルサーの事実上の後継車種としてリリースしたセダンがブルーバードシルフィ。 ブルーバードの名を冠するものの、5ナンバーサイズで作られ型番も異なる別系統のクルマであり、発売後しばらくは従来のブルーバードと並行販売されていた。 2005年には2代目ブルーバードシルフィにバトンタッチし、2012年には3代目が登場、この3代目からブルーバードの名称が外されてシルフィのみのシンプルな車名になった。 手堅い作りと使い勝手の良さから評価も高かったシルフィだが、日本国内でのセダン人気が下降したこともあり、2021年に国内販売が終了している。 だが、実は日本での販売終了に先行する2019年には4月の上海モーターショーで4代目モデルが発表され、その年のうちに販売開始となっている。 つまり中国では依然として人気モデルであり、実際に好調な販売実績を残している。 中国でのシルフィ快進撃は続き、2021年にはe-POWERモデルが市場に投入され、2023年にはマイナーチェンジを実施。 車名は変えられているが、4代目シルフィは北米やその他の国でも販売が続けられる人気の1台になっている。