中京大の“完全男”高木 3安打完封「ワクワクしながら投げられました」
◇全日本大学野球選手権第1日 中京大4―0日本文理大(2024年6月10日 神宮) 中京大の最速151キロ右腕で来秋ドラフト候補に挙がる高木快大(3年)が、3安打完封勝利を挙げた。「素直にうれしいです。緊張感もなくワクワクしながら投げられました」。6回無死一塁で左前打を許すまで打者19人連続無安打の力投。今春リーグ戦では連盟59年ぶり3人目の完全試合を達成しており、「(無安打無得点試合は)頭をよぎりました。1本打たれて楽になりたいな…という思いと、ノーノー達成なら勝てるなという両方の思いがありました」と笑った。 今春から直球の割合を8割程度に急増させた。西武・平良が「高め直球が一番打たれにくい」と言及した記事を目にしたことがきっかけだ。「去年までは怖くて、ここまで多くは投げられなかった。直球に自信がつき、成長につながった」と飛躍の理由を明かした。