日本初飛行、ホンダジェットってどんなジェット機?
本田技研工業が米国の子会社で開発している個人向け小型ジェット機「ホンダジェット」が23日、ワールドツアーの一環として羽田空港へ飛来しました。 ホンダジェットは全長12.99mの小型機で、パイロットを含めて7人乗り。航続距離は2,185キロで、日本国内の主要都市間移動には十分な性能を持っています。
エンジンは米国の航空エンジン大手のGE・アビエーション社との合弁会社で開発したターボファンエンジンのHF120を搭載。主翼の上にエンジンを設置していることが特徴で、それにより静粛性の確保や空気抵抗の抑制の他、キャビンや貨物室の拡大を実現しています。 価格は450万ドル(約5.4億円)と言われており、すでに100機を超えるの受注を受けているなど、好調な滑り出しを見せています。2015年3月には米国連邦航空局から安全性や対空性の基準を満たした「事前型式証明」を取得しており、間もなく納入が開始される予定です。 同機は25日から来月4日まで仙台空港、神戸空港、熊本空港、岡南飛行場、成田空港で展示されます。日本での展示後は、主にヨーロッパ方面の航空機見本市などを巡る予定です。