矢板中央、帝京に逆転勝利で白星発進
4月7日、高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2024 関東1部第1節2日目が開催され、矢板中央(栃木)が帝京(東京)を4-2で下し白星スタートを切った。 【フォトギャラリー】帝京vs矢板中央 立ち上がりはお互い落ち着いた入りとなり、最後尾からボールを回して前進を試みる展開のなか、最初にスコアを動かしたのは帝京だった。帝京は18分、右サイドからのクロスを一度は相手にクリアされるも、帝京MF21安藤光大(3年)がこれをダイレクトで合わせ先制。 先制を許した矢板中央は20分、MF9平野巧(2年)がクロスボールのこぼれ球をPAアークで拾い、ワントラップシュートでゴールネットに突き刺す。さらに矢板中央は前半終了間際にMF8中島漣音(3年)がゴール前のこぼれ球を押し込み逆転に成功する。 後半に入ると序盤から帝京の両サイドは、ワイドに開いて攻撃的な配置を取ってギアを上げた。一方リードする矢板中央は、後ろに人数を揃えて我慢の時間帯が続く。74分、CKのこぼれ球から、強烈なシュートを打たれるが、これは、矢板中央GK12藤間オタビオ広希(3年)がファインセーブで阻止。 帝京に押し込まれ、耐える時間が続く中、矢板中央は90分にカウンターから深い位置まで攻め込みクロスを上げると、ゴール前の浮き球をFW18古田弥祿(2年)が頭で押し込み3点目。さらに、90+3分にも、PA左角あたりから対面しているDFを目の前に、浮いてるボールを思い切り良く左足を振り抜き、綺麗な弾道でネットに突き刺した。一方、3点を追いかける展開となった帝京は90+5分、MF10森田晃がゴールネットを揺らすも万事休す。4-2の逆転勝利で矢板中央が開幕節を白星で飾った。 (文・写真=田原豊)