４被弾で７失点ＫＯだったダルビッシュ（ＡＰ）

◆米大リーグ　パドレス０―８ヤンキース（２４日・米カリフォルニア州サンディエゴ＝ペトコパーク） 　１９日のブレーブス戦で史上３人目の日米通算２００勝を達成したパドレスのダルビッシュ有投手が２４日（日本時間２５日）、本拠のヤンキース戦に先発し、５回２／３を投げ４本塁打を浴びて７失点で今季２敗目（４勝）を喫した。 　初回、ジャッジの犠飛で連続無失点が２５イニングでストップ。３回にソトに右中間に１４号２ラン、続くジャッジに今月１０本目となる左翼への１６号を浴びた。さらにスタントンにも１３号２ランを左翼に運ばれ、自身２度目の１イニング３被弾で一気に５点を失った。 　４回にもトーレスに４号ソロを許して、１試合４被本塁打。自身４度目となるワーストタイ記録でマウンドを降りた。 　試合後の問答は次の通り。 　―９安打７失点となったが？ 　「最初はそんなに悪くなかったと思いますね。ソトにホームランを打たれた球も、後に見返しても僕の中では悪くはなかったですし、自分らのゲームプランとしては大丈夫な球っていうところだったんですけど、そこからちょっとメカニックが崩れていった」 　―向こうがすごかったというより、自分の問題だった？ 　「どっちもだと思いますね（苦笑）。やっぱり全員がちゃんとこう、ゲームプランをもって、自分をしっかり倒しに来るっていう感じはしていた」 　―原因もわかっている？ 　「そうですね。メカニックも、最近だとだいたいこうしたいっていうのが明確にある。今日はこれができてなかったっていうのも分かってますし」 　―昨年の同僚ソト選手はお互い手の内を知っている相手。対戦していて嫌な感じはあるのか？ 　「でも、１打席目に関しては見えてないと思いましたし。でも、あれだけのバッターなので、２打席目にやっぱり、同じ球で同じ失敗しないんだなって」 　―スタントンに打たれた初球のカーブ。あれは狙われた？ 　「（苦笑しながら）いや、狙われたっていうか、初球のカーブをホームラン打たれることはないので。やっぱり、ソト、ジャッジときて、一番確実にホームラン打たれない球っていうのは、やっぱスローカーブだと思ったので選択したんですけど、完璧に打たれたのでわけがわからなかった」 　―次回までに修正していく点は？ 　「股関節ですね。右の股関節がやっぱり引き込みっていうか、足を上げて出ていくときの、ある程度、内旋を保ったまま出て行かなきゃいけないんですけど、それがやっぱり内旋がほどけるので早く開くっていうところがあったと思うので、それをまた明日から練習していこうと思います」