イングランド代表は敗退寸前からの逆転勝利!スペイン代表は4得点を奪い、ベスト8進出【30日結果まとめ/ユーロ2024】
UEFAユーロ2024(EURO2024)・決勝トーナメント1回戦の2試合が現地時間30日にドイツの各地で開催された。優勝候補の一角、イングランド代表はスロバキア代表と対戦し、グループリーグ3戦全勝のスペイン代表は、初出場で決勝トーナメントまで駒を進めたジョージア代表と対戦した。 【決勝トーナメント表】サッカー ユーロ2024(EURO2024) グループCを首位で通過したイングランド代表は、大混戦のグループEを3位で決勝トーナメントに駒を進めたスロバキア代表と対戦した。試合が動いたのは25分。ロングボールのセカンドボールを収めたFWダヴィド・ストレレツがペナルティーエリア内に走り込んだ、FWイヴァン・シュランツにラストパス。このパスを受け取った同選手が冷静にゴール左隅に流し込み、スロバキアが貴重な先制点を奪う。このままスロバキア1点リードで前半を終える。 後半になると、攻撃に迫力が増したイングランドだったが無得点のまま時間は経過する。このままスロバキアが逃げ切りに成功するかと思われたが、21歳になったばかりの背番号10が敗退の危機を救う。カイル・ウォーカーの入れたロングスローをマルク・グエイが頭でそらすと、ボックス内にフリーでいたジュード・ベリンガムがオーバーヘッド。これがネットに突き刺さり、終了間際に同点に追いつく。 そして試合は延長戦に突入。イングランドは、劇的な同点弾を奪った勢いのまま、延長前半開始直後の91分に逆転弾を奪う。エベレチ・エゼがフリーキックのこぼれ球に反応し、シュートを放つ。これは枠を捉えきれなかったが、ボールの先にいたイバン・トニーが頭でペナルティエリア中央に待つケインに折り返す。これを同選手が頭で押し込み、2-1に。このあと、スロバキアも必死に攻めたが、得点は奪えず、イングランドが苦しみながらもベスト8進出を決めた。 死の組とも言われたグループを難なく突破したスペイン代表は、ジョージア代表と対戦。序盤から圧倒的に攻め込んだスペインだったが、先制点を奪ったのはジョージアだった。ハイプレスを搔い潜り右サイドにボールを展開すると、オタル・カカバーゼがクロスを入れる。これをロビン・ル・ノルマンが処理しきれず、オウンゴール。ジョージアが18分に先制点を奪う。この先制点をきっかけに一気に流れはジョージアに。クヴィチャ・クワラツヘリアの推進力あるドリブルを活かし、何度もカウンターでチャンスを作った。しかし、スペインもこのままでは終わらない。39分にロドリがペナルティーエリア外から左足でミドルシュートを突き刺し、前半のうちに同点に追いつく。 迎えた51分、スペインが逆転ゴールを奪う。右サイドからラミン・ヤマルが左足でクロスを上げると、これを今大会好調のファビアン・ルイスが頭で合わせ2-1と逆転する。リードを奪ったことでゆっくりとボールを回すスペインからジョージアは、ボールをなかなか奪えなくなる。反対に、ジョージアのミスからヤマルが決定機を迎えるなど、完全にスペインペースに。そして75分、カウンターからニコ・ウィリアムズが得点し、3-1になる。更には、ダニ・オルモにもゴールが生まれ、終わってみれば4-1の快勝。ジョージアも初出場ながら健闘したが、ベスト16で姿を消すこととなった。勝ったスペインは、ベスト8で開催国ドイツと対戦する。 現地時間30日に行われたユーロ2024の結果は以下の通り。 イングランド代表 2-1 スロバキア代表 スペイン代表 4-1 ジョージア代表
フットボールチャンネル編集部