ホビー商材販売の「駿河屋」が台湾に進出 エーツー、年間売上高2億円以上目指す
ホビー商材販売の「駿河屋」を運営するエーツー(静岡市駿河区)が、台湾に同社初の海外実店舗「駿河屋台湾POP UPストア」を開いた。台湾企業との合弁会社「台湾駿河屋」が運営し、年間売上高2億円以上を目指す。 台北市西門町の商業ビルに出店し、台湾で人気が高い日本のフィギュアやファンシー用品、アイドルグッズなど約1万点をそろえる。開店前に現地の若者らで長い列ができた。「ちいかわ」や「ポケモン」などのグッズが特に人気で、25日のオープン初日は約60万円を売り上げた。 同社は今年7月に台湾専用のEC(電子商取引)サイト「台湾駿河屋ドットコム」を立ち上げ、収益拡大とホビー文化浸透を図ってきた。杉山綱重社長は「駿河屋の認知度が心配だったが、想定以上の売れ行き」と手応えを明かした。台湾の厳しい税関対応を経験して海外進出のノウハウ取得に役立ったとし、「日本の中古品は品質が高い。今後も台湾での店舗拡大を加速していく」と語った。
静岡新聞社