盛大な花火と共にカタールで幕を開けたアジアカップ、開幕戦で目にした“異様な光景”。8万人来場もスタンドがガラガラに【現地発】
熱狂的な雰囲気はまったくない
現地1月12日、カタールでアジアカップ2023がついに幕を開けた。 開幕戦となった開催国カタール対レバノンは、連覇を狙う前者が3-0で快勝した。 【画像】ガラガラとなったアジアカップ開幕戦のスタンド キックオフの2時間前から行なわれたオープングセレモニーはなかなか盛大で、とくに花火を使った演出に会場となったルサイル・スタジアムは盛り上がりをみせた。 ところが、だ。いざ試合が始まると、ホームチームを後押しするような熱狂的な雰囲気はまったくない。20分過ぎには、早くも飽きてしまったのかウェーブが始まりかけたが、それさえも途切れてしまう。 後半、カタールが2点をリードした状況で70分あたりに差し掛かると、観客が次々に席を立ち、最後はガラガラの状態でタイムアップを迎えるという異様な光景を目にした。 公式発表によれば、8万8000人収容のルサイル・スタジアムに訪れたこの日の観衆は8万2490人。そのうち、後半アディショナルタイム6分に決まったアクラム・アフィーフのゴールを目にしたのは、半数以下だったかもしれない。 取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)
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