今夏の甲子園出場校で大会前に部内窃盗事件が発覚…予想外の序盤敗退は「ルパン」のせいか【2024年スポーツ界 書けなかった話】
今夏の甲子園では、今年から導入された低反発バットが大会の勢力図を大きく塗り替えた。強豪校が次々と波乱の渦にのみ込まれ、大会序盤で姿を消したことは記憶に新しい。 【写真】阪神・佐藤輝明が甲子園「ラッキーゾーン」復活直訴も…味方投手にって《サトテルの拙守こそ死活問題》 ある強豪校の“予想外”の序盤敗退は、低反発バットだけに起因するものではなさそうだ。 「春から夏にかけて、チーム内で衝撃的な事件が起きた」と、高校野球関係者がこう語る。 「上級生部員が下級生の用具を盗み、それをネットオークションで売りさばいていたことが発覚しました。これは明らかな窃盗事件ですが、野球部は公にせず、内々で処理したようです。もしかすると、学校側は事件を把握していない可能性すらある。もちろん、窃盗に関わった選手は、夏の県大会には出場登録されませんでしたが、部内に動揺が広がったのは確か。甲子園を目指して野球に集中できたかと言われれば、難しい状況だったはずです」 今年の春先には、ドジャースの大谷翔平の元通訳である水原一平被告が銀行口座から26億円超を盗んだとして、世間を騒がせた。 それとは比べものにならないが、高校球界のみならず、プロ球界でもこの手の「ルパン」はいるという。 ◇ ◇ ◇ 日刊ゲンダイで年末恒例の「スポーツ界 書けなかった話」。本年も選りすぐりのネタを用意している。 ●関連記事【書けなかった話】…はスポーツファンなら要チェックだ。