フィリピン伝統料理アレンジ、映えない新感覚スイーツ「ぶっタホ」人気 徳島県藍住町で幼なじみの2人が立ち上げ
豆腐とタピオカに黒蜜をかけて食べるフィリピンの伝統料理「タホ」。これをアレンジし、シンプルで素朴なおいしさが好評の「ぶっタホ」を11月から販売しているのが、徳島県藍住町勝瑞の「ぶっタホ」だ。キャッチコピーは「インスタ映えしない新感覚スイーツ」。勝瑞のシェアキッチン「こじかキッチン」を拠点に活動する。 「炎上したら会社は終わり」 食用コオロギ生産・加工のグリラス社長インタビュー 根拠不明の情報がSNSに 中学校からの幼なじみの田中直人さん(30)とデラクルス・ジョメリックさん(31)が立ち上げた。7歳までフィリピンで暮らしていたデラクルスさんが、子どもの頃によく食べていたタホを県内でも広めようと提案した。 何度も試作を重ね、試食会も2回実施。「豆腐の味が強過ぎる」「物足りない」といった厳しい意見にも耳を傾けた。豆腐にゼラチンやココナツを混ぜることで、なめらかさと甘さを加え、完成にこぎ着けた。 11月17日にこじかキッチンで初出店した際は、プレーン、抹茶、チョコの3種類の味を用意。1個500円で販売したところ完売。12月以降も各地で出店する予定だ。2人は「食べてくれた人の心もおなかもいっぱいにしたい」と意欲を見せる。