【全国高校駅伝】長野東が2度目のV 留学生なしも各選手が激走 横打監督「力を出し切ってくれた」
全国高校駅伝(たけびしスタジアム京都発着=5区間21・0975キロ)が22日に行われ、女子は長野東(長野)が1時間7分27秒(速報値)で2年ぶり2度目の優勝を飾った。 混戦の1区は真柴愛里(2年)が終盤の上りでスパートをかけると、区間賞の走りで2区にタスキをつなぐ。2区は800メートルで日本記録保持者の久保凛(東大阪大敬愛2年)が16人抜きを見せた中で、長野東は川上南海(1年)がきっちり首位の座をキープ。その後も長野東の各選手はクロスカントリーのコースで培った走力を遺憾なく発揮した。 トップで迎えた最終5区は2年前の初優勝時の先輩に憧れて入学した田畑陽菜(2年)が激走。女王奪還を狙った仙台育英(宮城)、大阪薫英女学院(大阪)の猛追を振り切り、最初にゴールテープへ飛び込んだ。 58校の頂点に立った長野東の横打史雄監督は「前回の優勝で長野のみなさんが喜んでくれたので、またそういった姿をお届けできてうれしい。選手が力を出し切ってくれた」と感謝を口にし、田畑は「チームのみんなが1位でタスキをつないでくれた。これまでたくさん課題があったが、全員で乗り越えたからこその結果だと思う」と笑みを浮かべた。 3位以内を目標に掲げていた中で、長野東は日本人のみのメンバー構成で頂点の座を勝ち取った。
東スポWEB