今、どんなテイストが花嫁に人気? 結婚式で映えるブーケトレンド最前線【前編】
ウエディング・スタイルが多様化するなかで、ドレスやそれに合わせるブーケも変化しています。そこで人気のフローリストに、現在のメインストリームと今後のトレンドを見据えたブーケを提案してもらいました。ブーケをオーダーする際のヒントが見つかります!
[Trend 1]エレガントな正統派スタイルがバージョンアップ
大勢のゲストを招いて、華やかなウエディングをする花嫁が増えています。そこで改めて今注目を集めているのが、王道のエレガントなブーケ。ランや薔薇、カラーなど存在感のある花材を使いながら、色や形に工夫を凝らしたものが人気です。 またカサブランカやカスミソウなど、’80年代から’90年代にかけて流行した花材や形がリバイバル。今のエッセンスを少しだけ加えて、おしゃれ度が格段にアップした洗練エレガントブーケが支持されています。
軽やかな空気感がキーワード
キャスケードは英語で小さな滝を意味しており、トップから流れるようなデザインは格式と優雅さを感じさせます。花材は純白のコチョウランに、白のオンシジウムをミックス。正統派だからといって重厚なスタイルにするのではなく、透明感や軽さを出すのが今風です。 花材/コチョウラン、オンシジウム ブーケ、ヘッドコサージュ(2点共仲田裕美/パ・ド・ドゥ tel.03-3405-6250) ドレス レンタル料¥330,000(ミラー ミラー 丸の内 tel.03-5220-0291)
八重咲きのもので可愛らしさをプラス
ユリの女王ともいわれるカサブランカは、大ぶりで存在感があり、エレガントなブーケによく選ばれる花材。現在は品種改良も進み、さまざまな形が出回っています。エレガントにしたいけれど、甘さを少し足したいという花嫁には八重咲きのものがおすすめ。 花材/カサブランカ、コチョウラン ブーケ(浅野久美子/アルマ マルソー tel.03-3944-1688)
白だけでなく、カラフルなカラーが今っぽさ満点
白いカラーは会場のフラワー・コーディネートにもよく使用される王道花材ですが、最近はオレンジやピンクなどのウォームカラーも人気。モダンでエレガントな雰囲気をもつカラーに、エキゾチックな魅力のストレリチアをプラス。目を引く色合いはシンプルなドレスにもよく似合います。 花材/カラー、ストレリチア ブーケ(布山 瞳/マルタ tel.03-6265-8966)