胸の高さまで迫った水 本島北部の大雨被害から2日「生活できない」 1市3村で100件超の浸水箇所で片付け作業続く
記録的大雨による浸水などの被害から2日。住民らによる復旧作業が続いています。国頭村比地できょう、家の中にたまった泥をかきだしたり、泥だらけになった家具を運んだりする住民や村の職員の姿が見られました。 【写真を見る】胸の高さまで迫った水 本島北部の大雨被害から2日「生活できない」 1市3村で100件超の浸水箇所で片付け作業続く ▽国頭村比地の住民 「(玄関から家の中に入りながら)胸の高さまで水が上がりました。トイレも使えない状態ですね。まだまだ全然生活できる状態ではありません」 「壁の高さにまで浸水し新しくしないといけないので、壁を取って作業しています」 「水没で車が無い状況なので、そこが一番、困っている」 「この地域は農業を中心に行っている方が多いが、農機具もほぼダメになりました。寝るところも生活できない状況があります。皆さん協力していますが人手も全く足りず、片付くめどが立たない」 糸満市からボランティアとして駆け付けたという男性もいました。 ▽ボランティア男性 「皆さんも家具や荷物、ゴミを出したりで疲れ切っている。対応がもう少し早くなって、皆さんの救援が大きく、輪になっていけば」 本島北部では各地で土砂崩れが発生し、これまでに1市3村で100件を超える床上・床下浸水が確認されていて、復旧作業には終わりのめどが立たず、住民の不安が広がっています。
琉球放送