【阪神】才木浩人メジャー挑戦へ「フィジカルの強さなどシンプルなところが大事」/一問一答
阪神才木浩人投手(26)が20日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約更改に臨み、7000万円増の1億2000万円でサインした。球団の生え抜き高卒選手では史上5人目となる大台突破だ。今季チームトップの13勝を挙げた右腕は、来季タイトル総ナメしてさらなる飛躍を遂げると宣言。交渉の席では将来的なメジャーリーグ挑戦の希望を初めて球団側に伝えた。(金額は推定) ◇ ◇ ◇ -球団からは 「イニング数、勝利数、防御率など全体的に数字ではキャリアハイで、すごい成績を残してくれたという話をしていただきました」 -今季を振り返って 「優勝できていなかったり、タイトル取れていなかたったりした。勝負の世界なので僕は1番以外に価値はないかなと思っている。そこに貪欲に優勝など1番になることを目指して、やっていかないといけない」 -来季の目標は 「今シーズン以上の数字を残すことを大前提として、やっぱりタイトルとか本当1番にこだわりたい。今年も全部の成績が2位とか3位とかいうぐらいの成績なので、いい成績を残せるように今からしっかり準備して来年に向けて頑張っていきたい」 -どのタイトルを目指す 「取れるものは全部狙いに行きたい」 -何が必要か 「1年間通して安定した成績を収めることが大事かなと思います。今年、後半はゼロに抑える展開にできなかったというのも多かった。今年の大きな課題だと思うので来年しっかりこなせるように準備したい」 -夏場に成績を落とした原因 「自分の中ではある程度目星がついています。1個1個やりながら、今年の体験をもとに改善していけたらいい」 -具体的には 「睡眠、食事、入浴。疲労をどう抜いていくかがすごく大事。トレーニングに関しても疲れているから抜くというのも違うと感じた。疲れていても、しっかりやることはやりながら、睡眠や食事をしっかりとるっていうことは、すごく大事だと今年感じました」 -今季優勝した巨人戦で結果を残すことも大切 「1チームにだけいい成績を(残す)より投げる試合で全部いい成績を残せるように、という感じです」 -メジャー挑戦という目標へ来季以降で必要なことは 「フィジカルの強さなど、土台になるというか、シンプルなところがすごく大事だと思う。そこをしっかり作っていくことです」 ◆阪神の1億円プレーヤー 95年に和田豊が1億3000万円となり、球団初の1億円プレーヤーが誕生した。生え抜き最高額は4億円で、藤川球児は09~12年、鳥谷敬が15~19年。来季は、未更改の佐藤輝を含め11人が大台に乗る見通し。なおポスティングでのメジャー移籍を目指す青柳は、今季2億1000万円だった。