「すっごい目で見られた」乗り物系YouTuberカップルが“29年前の軽トラ”で800キロを走破して感じた“危険な瞬間”とは
軽トラ・スズキの「キャリィ」をヤフオクで
ーーバス以外のことっていうのが……。 センパイ あれ(軽トラを指差す)。 ーー軽トラだったと。スズキのキャリィですよね。いつ頃から、手に入れようと。 センパイ 僕、軽トラが結構好きで、前々から欲しかったんです。なんか、見た目が愛らしいじゃないですか。でも、「これじゃないと」っていうほど欲しい軽トラがあったわけじゃなかった。ライトが丸い軽トラが好みだったんで、「なんか、いいのないかな」って探してたら、路線バスと同じくヤフオクでこのキャリィを見つけたと。 しかも、平成7年式、1995年製で、僕と同い年なんですよ。そこでも「お、これは呼ばれてるわ」と思って、どこから出品されてるのか見ずにすぐ買っちゃったんですよ。そうしたら、高知からの出品だと気づいて。「こりゃ、高知にも呼ばれてるわ」って(笑)。 ーーわすこさんは軽トラに対しては、なにも感じないタイプですか。 わすこ 実家は地方の山の中にあったので、軽トラはずっとありましたけど、あくまで足として使っていた感じで。あと、私は芸術系の大学出身なので、おっきな卒業制作を軽トラで運んだ思い出はありますね。 ーースズキのキャリィ以外に惹かれた軽トラは、ありますか。 センパイ とにかく、丸いヘッドライトにこだわっていて。あと、マニュアル車であること。この2つは譲れなくて、それで絞っていくうちに、ヤフオクでこのキャリィに出会ったと。去年の11月とかですかね。まだ、3万キロもいってないのも大きかったですね。 ーーおいくらで。 センパイ 20万円。農業をやられている方が出品されていて。
高知で引き取るなら「企画にしないともったいない」
ーー「高知にも呼ばれてるわ」とも感じたとのことですが、それで引き取りをYouTubeの企画にしてしまったと。わすこさんに高知旅行だと言って一緒に現地まで飛んで、高知空港に着いたら、空港の駐車場に駐めてあるキャリィに乗車。観光せず、高速を使わず、埼玉までの800キロをわすこさんに3日間のリミットで陸送してもらうという。 センパイ せっかく高知で引き取るわけですから、企画にしないともったいないなって。 ーー出品者の方に、「◯月◯日に高知に行くので、空港の駐車場に駐めておいてください」と頼んでいたのですか。 センパイ いや、わすこさんと行く前に、僕だけ先に高知へ引き取りに行ってるんです。 ーー先にセンパイさんが一人で高知に行って、出品者から軽トラを受け取って、高知空港の駐車場に駐めたってことですか。 センパイ まず、僕だけで引き取りに高知へ。わすこさんには、「ちょっと、出張で1泊します」と言っておいて。僕の仕事、けっこう出張があって、いろんなところに行くんですよ。こないだも山形とか行きましたし、泊まるのもザラなんで。それもあって疑われないので、どこに行くとは言わずに「出張します」「行ってらっしゃい」って。 高知に飛んで、キャリィを引き取って、空港そばの有料駐車場を1ヶ月借りて、そこに駐めて。空港の駐車場だと高いんで、近くの駐車場に駐めることにしたんです。高知のナンバープレートを持って帰ってきて。その2ヶ月後くらいに、わすこさんと高知に行って、陸送企画のスタートです。
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