那珂川町の馬頭高校がモデル 小説「ナカスイ!」シリーズついに完結 作者の村崎なぎこさんに作品への思い
とちぎテレビ
那珂川町の馬頭高校をモデルに生徒たちの青春を描いた小説「ナカスイ」は、主人公の成長とともにシリーズが進みましたが、11月8日についに完結編が発売されました。作品に込めた思いを作者の村崎なぎこさんに聞きました。 宇都宮市出身で県内在住の作家・村崎なぎこさんの小説「ナカスイ」シリーズ3部作です。 物語は、自分が普通すぎることに悩む主人公の鈴木さくらが、普通から抜け出すため魚への興味や知識がないまま入学した「那珂川水産高校」での青春が描かれています。 シリーズ完結となった今作の「海なし県の水産列車」では統廃合の危機を迎えた「那珂川水産高校」の魅力を伝えるため、烏山線でのグルメ列車に挑戦します。 主人公が通う「那珂川水産高校」は、内陸県で唯一水産科がある那珂川町の馬頭高校がモデルとなっていて、馬頭高校にも実際にある実習が登場するのも大きな特徴です。村崎さんはこれまで何度も馬頭高校を訪れ生徒や教諭に取材を重ねたといいます。 「ナカスイ」のシリーズ第3弾「海なし県の水産列車」は現在発売中です。 そして「ナカスイ」と並行して執筆していたという作品「オリオンは静かに詠う」が来年1月29日に発売されます。 宇都宮市のろう学校に通う高校生が、競技かるたに挑戦する物語で、こちらもナカスイ同様、実話から着想を得て作られています。
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