ひとシネマ執筆陣が選ぶ2025年の期待作:「Flow」「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」
2024年もたくさんの映画が、私たち映画ファンを楽しませてくれました。ひとシネマライターが、映画、動画配信サービスの作品から2025年の期待作を選びました。ひとシネマでは各ライターが選んだ「今年の10本」を掲載中。年末年始、そして新年の鑑賞のご参考まで。 【写真】ジャルジャル福徳秀介の小説家デビュー作を映画化 萩原利久と河合優実が共演 「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」の一場面
アニメ楽しみ 没入体験「Flow」:きどみ
「Flow」(ギンツ・ジルバロディス監督)3月14日公開 「野生の島のロズ」(クリス・サンダース監督)2月7日公開 「ひゃくえむ。」(岩井沢健治監督)2025年公開 劇場公開が楽しみなアニメ作品をピックアップ。動物たちの描き方とカメラワークが特徴的だった「Flow」は、自分もその世界にいるような没入体験ができるので、劇場で見るのがおすすめ。
母校懐かしいイチオシ「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」:山田あゆみ
「リアル・ペイン~心の旅~」(ジェシー・アイゼンバーグ監督)1月31日公開 「愛を耕すひと」(ニコライ・アーセル監督)2月14日公開 「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」(大九明子監督)4月公開 2024年東京国際映画祭にて鑑賞した「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」がイチオシだ。お笑いコンビジャルジャルの福徳秀介による同名小説を、大九明子監督が映画化。さえない大学生活を送る小西(萩原利久)が同じ講義を受けていた桜田(河合優実)に恋をしたことで、日々が一変する。しかし、そんな2人を思いがけない出来事が待ち受けるというお話。実は、舞台である関西大学が私の母校なため、終始懐かしく、自分の思い出と共にさまざまな感情が押し寄せてやまない作品だった。ただ、母校ではなくても心揺さぶる青春映画に違いないので、お勧めしたい。
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