青酸カリなど紛失…最大250人分の致死量に相当 大阪公立大学
日テレNEWS NNN
大阪公立大学は、青酸カリなど、毒物に指定されている薬品を紛失したと明らかにしました。最大250人分の致死量に当たります。 大阪公立大学によりますと、大阪市の杉本キャンパスにある工学研究科の保管庫から、毒物のシアン化カリウム、いわゆる「青酸カリ」と、シアン化ナトリウム、それぞれ25グラムを紛失したということです。 シアン化カリウムとシアン化ナトリウムは、いずれも成人の致死量が200ミリグラムから300ミリグラムで、紛失した量は、最大250人分の致死量に当たります。今月2日、責任者の教員が薬品の棚卸しを行った際に、紛失に気づいたということです。 保管庫のカギは、登録された教員と学生のみが使用でき、カギを使用した際には、日時が記録される仕組みでした。 薬品は2010年以降、使われた記録がなく、大学は、何者かが持ち出した可能性もあるとして、17日にも警察に被害届を出すとしています。