大谷翔平「2番・DH」で先発出場 「ジャッキー・ロビンソン・デー」に松井秀喜超え通算176号狙う
◆米大リーグ ドジャース―ナショナルズ(15日・米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム) 【写真】42番のユニホームでセレモニーに参加した大谷 ドジャース・大谷翔平投手(29)が15日(日本時間16日・午前11時10分開始予定)、本拠地ナショナルズ戦のスタメンに「2番・DH」で名を連ねた。3試合ぶりの本塁打となる5号で日本人選手では単独トップとなるメジャー通算176号を狙う。 12日(同13日)の本拠地パドレス戦では、初回の第1打席にセンター左へ3試合ぶりの4号ソロ。松井秀喜氏(ヤンキースなど)が持っていた日本人歴代最多175本塁打に並んだ。松井氏が10年間で積み上げた記録を7年目で並び「長距離のバッターとして日本でも僕が小さい頃からずっと見てきましたし、同じ左打者として憧れているような存在ではあったので、そういう方に記録で並べたのは自分にとってはすごく幸せなことだなと思います」と話しながらも「次の1本、次の1本というのが、基本的な考え方。どこを目指すとかではない。打ったらまた次の1本ということが大事」と気を引き締め直していた。 14日(同15日)の同戦では、ダルビッシュと開幕戦以来2度目の直接対決。対ダルは3打数無安打2三振に倒れたが、8回にはペラルタから10打席ぶり安打となる中前打を放った。打球速度108・6マイル(約175キロ)という猛烈なスピードで遊撃手のグラブをはじき飛ばし、次戦以降に期待を持たせる打席だった。 この日は初の黒人選手の功績をたたえる「ジャッキー・ロビンソン・デー」。全員が背番号「42」のユニホームを着用する特別な日だ。大谷にとっては縁起のいい日で、22年には自身初の「プレーボール弾」を含む1試合2発。23年は2安打1打点をマークし、22年からの連続試合出塁を09年の松井秀喜(ヤンキース)に並ぶ「36」に伸ばした。今季も新たな伝説が生まれるかもしれない。
報知新聞社