え、それやってたわ…倹約家FPが指摘する「やってはいけない」食費節約術4選
NGその3:食材半額や割引商品を狙う
半額シールや割引シールが貼られていると、宝物を発見した気分になれますよね。しかし、それが「お得ハンター」と言われる状態で、場合によっては無駄遣いになってしまいます。 半額シールが貼ってあるとはいえ、お金を使うことには変わりません。その日のうちに使い切れる食材を割引価格で買えるのであれば、それはお得な買い物と言えますが、そもそも買う予定がないものや、値引き前の金額が高額なもの、生洋菓子といった食材以外のものは節約にならない可能性が高いです。 他にもよりどり〇点、2点目半額といったものにも気を付けましょう。カゴに入れる前、会計に行く前に本当に必要か、購入後にどのように消費をするのかなど、考えるようにしましょう。
NGその4:期限付きクーポンの利用
割引クーポンなどさまざまなクーポンが発行されています。必要なものをクーポンでお得に買えたらいいのですが、半額シールと同様、不要なものを買ってしまっていては無駄になってしまいます。 他にも飲食店のドリンク1杯無料券の期限が切れそうだと思って家族で飲食店に行くと、数千円があっという間に消えてしまいます。 ソフトドリンクの原価は1杯あたり数十円です。4人分でも100円前後の原価で、1人あたり1500円の注文があれば、4人で6000円の売り上げになり、家計は6000円の出費になります。クーポンも使いかた次第では大きな出費につながることもあります。 最近ではフードデリバリー業者などでも割引クーポンを発行しています。もともとデリバリーを使う予定で、クーポンを活用するのは上手な使い方ですが、クーポンがあるからといって、冷蔵庫に食材がたくさんあるのに、予定外にデリバリーで食事を済ませるのは、食費が膨らむ原因にもなるでしょう。 他にも、手軽さや値段だけを考えて、栄養バランスを考えない偏りのある食事を続けていれば、体調不良になってしまうこともあるでしょう。食事は旬の食材や肉や魚、卵、大豆などバランスよく使った自炊をして、節約をしながらも体調を整えることが望ましい食費節約方法と言えるでしょう。 画像提供:Adobe Stock
執筆者情報
■丸山晴美 旅行会社、コンビニ店長などを経て2001年節約アドバイザーとして独立。節約アドバイザー、ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザー。食費はもちろん生活全般の節約術・ライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなど様々なメディアで活動中。 資格 節約アドバイザー、FP、ファイナンシャルプランナー(AFP)FP技能士2級、消費生活アドバイザー、調理師、宅建士(登録) webサイト・SNS情報 公式HP:らくらく節約生活 https://www.maruyama-harumi.com/ ゆとりうむプロジェクト理事https://yutorium.jp/