解体工事で多い7のつのトラブルとは? 信頼できる解体事業者の見分け方も解説
信頼できる解体事業者の見分け方:被害を防ぐ8のポイント
次に、信頼できる解体事業者を見分けるための8つのポイントを解説します。 1. 工事価格だけで選ばない クラッソーネによると、「極端に安い見積もりには必ず理由があります。適切な処理費用や人件費を考慮した妥当な価格設定であるかを確認することが重要です」と指摘します。 安い見積もりの場合、仕事が杜撰(ずさん)な下請け業者に丸投げしたり、手抜き工事が行われる可能性があります。 2. 許認可の有無、施工実績を調べる 必要な許可や登録を受けているかを確認します。特に、建設業許可と解体工事業登録の有無は重要なチェックポイントです。 過去の実績や評判を確認することで、事業者の信頼性を判断できます。特に、地域での評判や過去の施工事例などは重要な判断材料となります。 また、過去の指名停止や行政処分の履歴を確認することで、事業者の信頼性を判断できます。この情報は各都道府県の建設業許可窓口で確認することができます。 3. 追加費用に関する記載を確認 見積書や契約書に追加費用の発生条件が明確に記載されているかを確認します。曖昧な表現や口頭での説明だけでは、後々のトラブルの原因となる可能性があります。 4. 自社施工かを確認 下請けに丸投げする事業者は避け、自社で責任を持って施工する事業者を選びましょう。自社施工の場合、品質管理や安全管理が行き届きやすく、問題が発生した際の対応も迅速です。 5. 工事保険の有無を確認 万が一の事故や災害に備え、適切な保険に加入していることを確認します。特に、第三者への損害賠償保険の加入は重要です。 6. 担当者の対応を評価 見積もりの段階から、担当者の言葉遣いや態度が丁寧か確認します。初期対応の良しあしは、工事中や工事後の対応にも影響する重要な指標となります。特に見積もりの項目や内訳についての質問に対して、細かい説明をしてくれるかどうかは、その後の工事時の対応にも影響します。 7. 詳細な契約書の作成 工事内容、期間、費用などを明確に記載した契約書を必ず交わします。細かいことも口頭での約束は避け、重要事項はもちろん、内容はメールなどで残すようにしましょう。 8. マニフェストの確認 これは工事終了後になりますが、産業廃棄物管理票(マニフェスト)の提示を求め、正しく廃棄物処理が行われることを確認したいところです。マニフェストは工事完了後、1~2月カ月程度で解体事業者の手元に届くのが一般的です。 事前にチェックはできないので、「マニフェストは提示してもらえるのか」を事前に確認しておきたいところです。