■共通スペック：Ref.BRX5R-RAC-TI/SRB。TI（41mm径）。100m防水。自動巻き（Cal.BR-CAL.323）。世界限定500本。181万5000円

航空機計器開発のルーツとモータースポーツ領域での経験を併せもつ時計ブランド“ベル＆ロス”は、モータースポーツにインスパイアされたデザインの限定モデル“BR-X5 RACING”を発表。世界500本を発売する。 【画像】チェッカーボードタイプの目盛り、燃料計みたいなパワリザ表示を拡大して見る

モータースポーツで求められる“軽さ”と“堅牢性”を追求したベル＆ロスの新作“BR-X5 レーシング”は、カーボンとチタンを組み合わせたハイテクケースが採用された。 軽さと際立つ耐性を併せもつケース構造は、4本のチタン製ネジによりサンドイッチ構造が固定されたマルチコンポーネントとなっており、ブラックDLC加工を施したチタン製モノブロックコンテナに、2枚のチタンプレートでムーヴメントを収め、リューズガードも一体化。二つのパーツで構成される正方形のベゼルは、カーボンで編まれたプレートをチタンのボディに組み込んでいるという。 レーシングカーのダッシュボードからインスピレーションが得られた文字盤は、1/4秒単位で正確に目盛りを刻む“チェッカーボード”タイプの秒針を中央にレイアウト。分表示は文字盤の外側にあるインナーベゼルに、時表示は文字盤の内側にあるガラスに配されている。数字のタイポグラフィは、メゾンのスポーツウオッチのコードが踏襲された。 時数字と時分針には、グリーンに発光するホワイトのスーパールミノバが塗布され、秒針の先端にはレッドのタッチを実施。視認性も高められている。

ムーヴメントには、COSC認定クロノメーターである自社製自動巻き“Cal.BR-CAL.323”が搭載され、高い精度と信頼性を誇る。8時と9時の間にレイアウトされたパワーリザーブインジケーターは、自社製キャリバーであることを示すとともに、70時間までのパワーリザーブを表示。自動車の燃料計のようにEが“Empty（空）”、Fが“Full（満タン）”を意味するイメージで、本作のスポーティなスタイルを強調するために特別にデザインされたものだ。 ベルトはモデルによって異なり、ラバー製またはチタン製から選択可能。いずれも、人間工学に基づいてケースから独立した2枚のプレートに取り付けられており、快適な着用感が実現されている。価格はラバー製ベルト選択時が166万1000円、チタン製選択時は181万5000円だ。